コンフォーマブルフィルムについて2018-12-31T17:59:20+00:00

コンフォーマブルフィルムについて

3Mスコッチカル コンフォーマブルフィルム、3Mスコッチプリント コンフォーマブルグラフィックスの特徴と注意点をまとめてあります。

特徴

粗面への接着、追従性が高い

特殊金属層をフィルム構造内に持ち、コンクリートやスレート、ブロック、レンガなどの粗面に 追従接着。貼付けが可能(一部の基材には下地処理が必要)。

高い耐久性を有し、建物壁面全体をリニューアルできる

屋外耐候性3年以上の高い耐久性を持っているので、壁面素材として壁面を自由にリニューアル することができます。
その他、壁面に直接貼付ける事ができるので看板体の枠組みや厚みを気にせず外壁、周辺環境にマッチしたグラフィック表現が可能です。

スコッチカルフィルムを重ね貼りすることでカラーバリエーションも豊富に

コンフォーマブルフィルムは基本的に白色のフィルムですが、カラーフィルムを重ね貼ることで多色展開も可能になります。
また、スコッチプリント出力によりフルカラーグラフィックス展開も可能です。

注意点

コンクリート壁に施工する場合、水の回り込みやすい場所への施工は避ける

コンクリートなど多孔質な素材に施工する場合、貼り付け基材の内部から水が生じ、膨れや剥がれが発生する場合があります。水の回り込みやすい場所への施工は避けてください。

貼付け基材によっては下地処理が必要、貼付け方法も特殊

粗面に貼付ける事ができるのが一番の特徴ですが、極度の粗面には下地処理として表面の凹凸を削り落としたり、特殊な下地処理剤を使用する必要があります。
また、貼り付けの際は、スキージーで仮圧着後、リベットブラシ、ゴムハンマーなどを用いて、フィルムの浮き上がりの無いような施工を行う必要性があります。どの作業も熟練の職人の施工技術が必要な作業です。

フィルム剥離後についての状況

一度施工の後に剥離した下地の状況は、プライマー塗布していれば、黄ばみの残った壁面。凹凸を削り落としていれば、削られた状況。長期にわたって貼り付けされていれば、貼ってあった面とそのほかの壁面の変色具合が歴然と分かるであろうかと考えられます。

基本的にコンフォーマブルフィルムは、施工後は改修工事のない、現状復帰を考えないものとしての物件対応が必要です。

このようにコンフォーマブルフィルムは、凹凸面に施工可能というメリットがありますが、施工後の現状復帰の問題を考慮していただいた上で施工を行うという商品になっています。
なお、下地処理を行わず、比較的短期の施工についてはある程度、現状復帰可能です。

現状復帰を前提とした上での施工方法としては、薄いパネルを壁面などへビス等で打ちつけ、通常グラフィックスを貼り付けて、定期的に貼り替えたり、上から違う広告を貼る等の方法がありますので装飾案の参考の一つにお考え下さい。

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