入力解像度の計算方法2018-12-31T17:59:46+00:00

入力解像度の計算方法

インクジェットやスコッチプリントのデータ作成時に写真などをスキャナーで取り込む事が必要な場合には、入力解像度が重要になります。これはコピー機などと同じで小さい物を大きくコピーした場合に、ふちなどがギザギザになる事と同様です。
そのために、インクジェット出力ではサイズの大小を問わず以下の解像度を下回るとノイズが出やすくなります。

基本となる解像度は原寸で最低90DPI程度(きれいに印刷する場合)

また、スコッチプリント出力の場合では以下の解像度を下回るとノイズが出やすくなります。

  • 出力物を間近で見る場合、原寸で最低100DPI程度
  • 出力物をやや離れた場所(数m)で見る場合、原寸で50DPI程度
  • 出力物を遠間(10m以上)で見る場合、原寸で25DPI程度

原稿が小さいと拡大率が大きくなり、比例して入力解像度が高くなります。
その結果、スキャナーで取り込みが出来なくなったり(2000DPIを超える解像度での入力は市販されているスキャナーでは対応できない場合がほとんどです。)、一般に拡大率が10倍を超えるあたりから十分な解像度でスキャンをしても画像が荒れてくるという現象が見られます。
対策としては原稿がポジフィルムなどの場合はL版などのサイズで写真に現像したり、ポジフィルムを拡大複製(デュープ)など、原稿を拡大する方法がありますが、35mmポジ(フィルム絵柄巾が35ミリのもの)やチラシなどの印刷物からのスキャニングは画像の拡大率、荒れも非常に大きいのでお勧めしません。

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